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GrandMusee 3.0 デモフォルダ
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GrandMusee 3.0 デモ版の解説
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1997-04-30
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24KB
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474 lines
グランミュゼ 3.0 簡易ユーザーズガイド(デモ版用) およびスペック紹介
(株)コーシングラフィックシステムズ
安価で高性能なイメージスキャナやデジタルカメラの普及で高品位のイメージを簡単に作成するこ
とができるようになりました。また日々扱う画像データも単なる静止画だけでなく動画データある
いは三次元グラフィックスデータなども多くなり、それらを管理し二次運用するための優れた画像
データベースが求められています。
GRAND MUSEEは発表以来、一般企業はもとより大学、病院、シンクタンク、各種研究所、フォト
ライブラリ企業、デザインスタジオそして様々な個人企業にいたるまで多くの場で使い込まれてき
ました。一般に画像データベースソフトとブラウザソフトを混同している場合が多く見られますが、
本格的な画像データベースの神髄をGRAND MUSEEでご体験ください。
★★★ グランミュゼ3.0とはどんなアプリケーションか? ★★★
■ グランミュゼはビジュアルで簡単
グランミュゼはMacintoshの初歩的なオペレーション、すなわちデスクトップのファインダ感
覚で大量のデータを扱えます。したがって初心者の方でも取扱が簡単です。
■ 画像データは無限の階層管理が可能
グランミュゼの最大の特徴のひとつは大量の画像を日々扱いやすくするために階層構造を持っ
ていることです。したがってカテゴリー別に画像データを管理運用できるので単なる検索による
ピックアップ以前の問題として画像データの取扱いを容易にしています。(階層の中にさらに
階層を入れ込むことも可能)
■ 多彩なファイルを混在利用できます
グランミュゼはPICT, QuickTime圧縮PICT, JPEG, GIF, Photoshop(8BIMと8BPS),
PICS, EPSF, SGI, MacPaint, PICT ClipFileだけでなくQuickTimeMovieやQuickTimeVRそ
して三次元データの3DMFなどを混在した画像管理が可能です。そしてAIFFを始めとするサウン
ドデータや当社製品ファイルのMOMENTO, MOMENTO Pro., たまづさ, MoviePaint, キューティ
ジョイ, キューティアルバム, キューティシネマ, ワンダーキューブだけでなくTEXTやOpenDoc
雛形にいたる様々なデータをサポートしました。またグランミュゼ上でオープンできないどの
ようなタイプのファイルも管理可能になり、サムネイルウィンドウをダブルクリックするだけで
対応アプリにデータを渡しオープンすることができます。(オプションで全てのファイルタイプ
を登録可能)
■ ドラッグ&ドロップに対応
ドラッグ&ドロップに対応しているため、画像データの登録もドラッグ&ドロップするだけです。
例えばインターネットのホームページ作成のためPageMillなどのアプリケーションと連動すれば
グランミュゼのサムネイルから直接画像の全部またはトリミングした一部をドラッグ&ドロップ
するだけで渡すことができます。またWebブラウザからランミュゼのライブラリにドラッグ&
ドロップされた画像データと一緒にURLをも取り込むことができます。
■ 画像データの一覧表示も多彩な設定が可能
グランミュゼは縦横に小さな画像イメージをビジュアルに表示することができます(サムネイル
表示)。そしてその際にアイコン表示(32×32ピクセル)という最小の表示から一番大きなサム
ネイルまで、その表示を目的に合わせて切り替えることができます。
また枠表示を消してサムネイル一覧の背景色を自由に変更できるため、一覧しやすくビジュアル
的にも目的にあったカスタマイズが可能です。
■ 検索も多彩な検索をサポート
グランミュゼは独自のアルゴリズムによる高速検索を実現しているため、大量のデータ検索も
素早く可能にします。また検索はキーワードなど様々なテキストデータを利用しAND,ORおよび
NOTを含む多彩な複合検索ができます
グランミュゼの検索は単なるテキストによるものだけではありません。昨今の画像データベー
スの利用環境も多様化・複雑化し、単純な検索利用だけでは対応できなくなっています。
グランミュゼは画像データに例えば形容詞句の「明るさ」「雄大さ」「奇抜さ」等などという
タイトルを付加し、その値を0から100まで入力することができ、大量の画像データから「明る
さ」度が50%以上のデータを検索する...というこれまでの画像データベースでは不可能だったあ
る種の曖昧な検索をも可能にしました。
またグランミュゼのサムネイルをブラウジング(ぱらぱらと送りながら探すこと)しながら、心
に留めておきたい画像データに6色のラベルを付加することができ、後で特定のマーキングをし
た画像データだけをピックアップするみとができます。この6種のラベルには名前を付けること
ができ、例えば赤色に「貸出中」などという設定も可能です。
■ 画像データからURLをNetscape NavigatorなどのWebブラウザに渡すことが可能
画像データベースとして構築した画像データにURLを設定でき、例えばNetscape Navigatorな
どのWebブラウザ上に表示されているグラフィックをドラッグ&ドロップするだけでグラン・ミ
ュゼに画像データと共にそのURLも自動的に取り込むことができます。したがって逆にそれらの
データからクリックひとつで当該サイトにアクセスすることも可能です。
したがってインターネット利用を想定した画像データベース構築が実現します。
■ グランミュゼからランタイム版の作成機能搭載
グランミュゼは構築した画像データベース環境を検索、閲覧するためのランタイム版を作成す
る機能を持っています。ランタイム版の利用はグラン・ミュゼのアプリケーションを必要としな
いため画像データベース環境をCD-ROMなどにして配布、販売することを容易にしています。
*商用配布の場合には弊社と別途ライセンス契約を必要とします。
■ 多彩なプレゼンテーション機能搭載
画像データをコメント情報と共に画面にレイアウトでき、スライドショウによるプレゼンテーシ
ョン利用ができます。またSONY VboxII(VISCA)に対応した8ミリ&デジタルビデオデッキや
カメラをコントロールし、映像データのカットを登録画像データと対応させ再生できます。
■ 有用なレイアウト機能搭載
画像データベースとして構築済みの画像やテキストフィールドをそのまま利用し、ページ枚に
レイアウトの上で印刷することができます。したがって大量のデータを上手に使った定型の報告
書作りやOHPシートなどの資料作りに威力を発揮します。
■ クライアント版を同梱
5ユーザーまでのクライアント版利用権を同梱しています。このクライアント版利用によりサーバ
ー上に置かれた画像データの共有が可能になります。
■ 音声認識によるブラウジングの実現
グランミュゼはアップルコンピュータ社のSpeech Recognitionテクノロジーを採用し音声(現
在は英語のみ)を認識し、サムネイルのブラウジングなどのコントロールを実現しました。
■ その他
・リムーバブル・メディアをサポート。
・VISCA対応機器を使ったビデオプレゼンテーション機能。
・テキスト情報をExcelなどから一括ロード可能。
・サムネイルのプリントアウトの他、画像に附属情報などをレイアウトしてプリントアウト可能。
・登録画像データの一括サイズ変更、一括トリミング、一括クリエータ変更などの加工機能充実。
・パスワード、ロック機能などによるセキュリティ機能
・その他、ボイスメモ、スピーチ機能などなど...。
★★★★★★★ アプリケーションスペック ★★★★★★★
■ 動作環境
・漢字Talk 7.5以上(Drag&Drop機能拡張が必要)16Mバイト以上の
RAMを搭載した68040及びPowerPC搭載のMacintosh及び互換機。
・Fatバイナリ形式アプリケーションでメモリ推奨サイズ8Mバイト。
・QuickTime 2.5以上のインストールが必要。
・3DMFファイルを取り扱う場合にはQuickDraw 3D v1.5以上が必要。
・音声認識を行う場合にはSpeech Recognition v1.5以上が必要。
・スピーチ機能を利用する場合にはSpeech Manager v1.4以上が必要。
・日本語を喋らせたい場合には日本語Voiceとそれに伴う機能拡張が必要。
・AppleScriptを利用する場合には、それに関係する機能拡張が必要。
・文字のインライン変換には、それに関係する機能拡張が必要。
※QuickDraw 3DならびにSpeech Recognitionをご利用の場合は
PowerPC搭載のMacintoshが不可欠です。
■ 登録可能ファイル・フォーマット
・画像関係
PICT, QuickTime 圧縮PICT,JPEG,GIF,PhotoShop(8BIMと8BPS),PICS,EPSF,
SGI, MacPaint,PICT Clip File
・メディア関係
QuickTime Movie,QuickTime VR,QuickDraw 3D, 3DMF
・サウンド関係
AIFF,Sound Movie,MIDI Movie,sfil(システムサウンド), ClipFile
・当社製品関係
MOMENTO,MOMENTO Pro,たまづさ,MoviePaint,キューティジョイ,キューティアルバム,
キューティマスコット,キューティシネマ,ワンダーキューブ,フォトカッター
・その他
TEXT,TEXT Clip File,MiniCad, Shade, OpenDoc雛形など
・オプション
全てのファイルタイプを登録可能にするオプションあり
■ 同時オープンできるライブラリ数と最大登録可能データ数
・10件までの複数ライブラリファイル(データベース)を同時にオープンすることが可能。
(ただしメモリ容量による制限あり)
・1ライブラリファイルに登録可能フォルダ数は最大2,000フォルダ
・1フォルダ当り登録可能なフォルダならびにファイルの合計は最大2,000件(この数は
Macintoshのファイルシステムの最大値に制限されます)
■ 画像データに付けられる検索用情報
(検索項目) (最大文字数および制約等)
・文字列(2種類) 漢字30文字。
・コメント 漢字60文字。
・数値(4種類) 4バイト浮動小数点。
・日付(4種類) 時間としても利用可能。
・ドキュメント 約16,000文字。
・キーワード(20タイトル) 各タイトルに50項目のキーワード設定可。
キーワドは第3候補まで指定可能。各キーワードは10文字。
・パーセント値(8種類) 0〜100までの値をスライダーで指定可能。
・カラーラベル(6種類) 画像に対して目印にカラーラベルを付加 。
・その他 ファイル名、フォルダ名、ファイルサイズ、ファイルタイ
プでの検索可能。
・テキストから書き出し 画像情報は項目を選択してテキストファイルへ書き出しが
可能。(TAB & RETURN方式)
・テキストへの読み込み テキストファイルから画像情報を一括読み込み。
・全ての情報は画像データだけでなく、フォルダにも付加することが可能。
■ 販売価格
98,000円(税別)(5クライアント版の利用権を含む)
★★★ 簡易ユーザーズガイド(デモ版用) ★★★
■ インストール
1)アプリケーションのインストール
まずはご使用のマックのハードディスク内にグラン・ミュゼ用の新規フォルダをお作りいただき、
その中に「GrandMusee 3.0 デモ版」をコピーして下さい。
2)各種システムファイルのインストール
グランミュゼを効果的に利用する為にはアプリケーションのインストールだけでなく、事前にい
くつかのシステムファイルのインストールが必要です。以下の解説をご一読いただき、利用目的
に合ったインストールができているかを確認してください。
★ QuickTime 2.5 必ずインストールが必要
★ Speech Recognition 1.5 音声認識を利用する場合に必要
★ Speech Manager 1.5 スピーチを発声させる場合に必要
★ QuickDraw3D 1.5.1 3DMFファイルを扱う場合には必要
3)機能制限
★ 最大登録データ数(画像+フォルダ)は50までに制限されています。
★ データのセーブ、ロード、プリントといった幾つかの機能が利用できません。
■ グランミュゼの起動
1)起動と各部の名称
グランミュゼの起動はGrand Musee 3.0 デモ版のアプリケーションアイコンをダブルクリック
すれば起動し情報が書き込まれていない白紙の情報ライブラリウィンドウが表示されます。
このひとつひとつの升目をサムネイルといい、通常は登録されたデータを縮小表示します。
実際の画像データの登録方法は次の項で説明しますが、ここでは各部の基本的な名称をまずは
覚えてください。
2)画像データの登録
グランミュゼに画像データを登録する前に、登録する画像について説明します。グランミュゼ
は柔軟な設計のためこの情報ライブラリウィンドウに登録する画像データを厳しい条件付けで
「このように準備しないと登録できません」ということはありません。しかしまず知っていただ
きたいことはグランミュゼの情報ライブラリウィンドウはファインダに置いた画像データの置き
方をそのままデータベースとして利用するということです。
したがって例えばあるジャンル別にフォルダを3つ作り、その各フォルダにそれぞれのジャンルに
該当するドキュメントを10個づつ入れ、それらをグランミュゼに登録すればグランミュゼの情報
ライブラリウィンドウにも3つのフォルダが最初の階層として登録され、そのフォルダをダブルク
リックしてオープンすると10個のドキュメントが表示されるという仕組みです。
したがって登録する前にどのような検索や利用を考えているかを明確にし用意された画像データを
カテゴリー別に(階層的に)準備しておく必要があります。この前準備はとても大切でこの基本的な
準備が後の画像データベースを使いやすくも使いにくくもします。
画像データの登録には二つの方法があります。
● ドラッグ&ドロップを利用する方法
例えばここに画像データのドキュメントが10個入っているフォルダがあるとします。グラン
ミュゼの情報ライブラリをオープンしておき、その上にそのフォルダをドラッグ&ドロップする
だけで登録が開始されます。
ちなみに情報ライブラリは登録したフォルダとその中に入っているドキュメントの階層をその
ままグランミュゼに持ち込みます。どういうことかと言えば該当のフォルダをダブルクリック
するとその中に入っている10個のドキュメントが一覧表示させるという訳で、ちょうどファイ
ンダと同じと考えてください。
この場合の注意としてはルートすなわち一番上の階層には直接ドキュメントだけの登録はでき
ないことをご記憶ください。
● 登録ボタンによる方法
ドキュメントを登録するもうひとつの方法は情報ライブラリ上部に用意されている「登録」ボ
タンを使う方法です。この登録ボタンをクリックするとファイルダイアログがオープンするの
で登録するフォルダを選択し操作パネル上にある「フォルダ登録」ボタンをクリックします。
3)テキスト情報の基本的な入力方法
情報ライブラリにデータが構築された段階では各ドキュメントについているファイル名でしか検索
できません。そこでここでは一番簡便な使い方が可能な「一般情報」機能を使ったテキスト情報入
力をご説明します。まず一番最初に覚えていただきこと、それは「情報項目はひとつの情報ライブ
ラリ全体に関係するものだ」ということです。言い換えれば情報ライブラリに構築された全データに
共通な情報項目を設定することが必要だということです。各画像データ毎に検索のための情報項目が
違うということはあり得ませんしそれでは検索の意味がありません。
メニューバーの「情報」メニューから「一般情報」を選択します。ただしこれから情報を入力する
対象の情報ライブラリウィンドウがオープンされ、直接画像データがサムネイル上で選択(クリック
すると赤色枠の選択表示になる)されていないとこのメニューは選択できません。
一般情報のウィンドウは「文字列1」「文字列2」「コメント」「作成日」「登録日」「日付1」
「日付2」そして「数値1〜数値4」までのテキストを入力するフィールドが用意されています。
またこのフィールド名はウィンドウの右上部にある「タイトル」ボタンをクリックすることでタイ
トル名を自由に変更するモードに入ります。再度「タイトル」ボタンをクリックすれば元のテキス
ト入力モードに戻ります。
ひとつの写真(画像データ)のテキスト入力が終わったら、一般情報ウィンドウ左上にある画像デー
タが縮小表示されている左右のボタンをクリックすることで入力する画像データを送ったり戻した
りすることができます。次々と情報を入力してみてください。
テキスト入力が完了したら一般情報ウィンドウのクローズボタンをクリックしウィンドウを閉じま
す。そして情報ライブラリウィンドウに戻ったら必ずこれまでの作業進行結果を保存します。
なおグランミュゼは「一般情報」によるテキストフィールドの他、16,000文字ものテキストを入
力できるドキュメントフィールドや複合検索を容易とするキーワード入力など、各種の検索のため
のフィールドがご利用になれます。
キーワードの利用はまず「情報」メニューの「キーワード編集」により必要なタイトルとそのタイ
トルに対応する項目を設定しておく必要があります。例えばタイトルが「撮影場所」とするならそ
の項目に「東京」「大阪」「名古屋」などと必要な項目を設定します。その上で「情報」メニュー
から「キーワード」を実行してそれぞれの画像データにタイトル、項目を選択して付加していきま
す。なおこれらの情報はエクセルなどの表計算ソフトなどを使いtabとリターンで区切られたテキ
ストファイルを作成しそのテキスト情報を一括してグラン・ミュゼ側に読み込むという便利な機能
も用意してあります。
4)検索の基礎
ここでは一番簡単なファイル名で検索する方法と先に説明した一般情報で入力したテキスト情報
による検索を紹介します。
● ファイル名による検索
一番単純な検索方法ですがファイル名を適切に付けた場合には、この検索だけでもかなりの役
に立ちます。その方法は「検索」メニューから「名前...」を実行すると名前により検索を実行す
るためのウィンドウが表示します。この入力フィールドに検査したいファイル名を入力し「OK」
ボタンをクリックするだけで情報ライブラリウィンドウの検索表示モードにその結果が一覧表示
されます。勿論該当データが無い場合には空白のサムネイル一覧となります。
ここでは結果を確認したらまずは検索表示モードを抜け、検索前のブラウジングモードに戻り
ます。これには情報ライブラリウィンドウ上部にあるモード切り替えのボタンの内、フォルダ
ボタンをクリックしてください。
なおこの時に入力するファイル名はいわゆる全文一致の検索ではないため、例えば「ケーブル
カー」という名で検索すれば「ビクトリアンとケーブルカー」も「登るケーブルカー」そして
「ケーブルカーと乗客」なども検索対象となりピックアップされます。
● 一般情報による検索
一般情報を利用する検査はファイル名検索と違い、使い方によってはいくつかの項目を一緒に
検索する複合検索も可能になり、強力なツールとなり得ます。
「検索」メニューの「実行...」を選択します。表示される検索ウィンドウは一般情報による検
索だけでなくキーワードやパーセント値などによる検索も併用できる大変使いやすいものです。
「A」ボタンを一回クリックすると文字列関連の検索のためのフィールドがひとつ作られます。
その「文字列1」と表示されているポップアップメニューにより「文字列1」だけでなく「文字
列2」「コメント」「ドキュメント」「データ名」「ファイルタイプ」そして特定のフォルダ名
内を検索対象とする「フォルダ内部」のどれかにセットすることができます。例えば「文字列1」
というタイトルが「撮影地」になっている場合にはこのポップアップメ ニュー上にも「撮影地」
と表示します。
「撮影地」を設定しその右側のテキストフィールドに「サンフランシスコ」と入力することで
該当のデータを瞬時に検索し表示します。その際の検索条件は「含む」そして「OR」になって
いることを確認してください。そして「検索」ボタンをクリックするだけで検索が開始されま
す。
したがってこれらのフィールドを複数使えばそれぞれの条件を含む、あるいはどちらかの条件
を満たすデータを検索することも簡単に可能になります。
例えば上記の「撮影地」の検索テキストフィールドを「サンフランシスコ」とし、もう一度
「A」ボタンをクリックし二つ目の検索フィールドをセットしてそのポップアップメニュー設定
を今度は「撮影者」とし、その検索テキストを「鈴木一郎」とします。検索条件は「含む」と
二つ目の条件部分を「AND」にしておけば「撮影地」がサンフランシスコであり、かつ「撮影
者」が鈴木一郎という二つの検索条件を同時に満たすデータを検索することができます。
「作成日」を含む年月日で検索するには「カレンダーアイコン」をクリックします。年月日に
よる検索ができるフィールドが表示され、基本的には先の「文字列」らによる検索と一緒です
が、このフィールドの特徴はふたつの年月日の間に該当するデータ検索ができることです。例
えば左側のフィールドに「1997-6-3」、右に「1997-11-20」と入力し検索条件を「あい
だ」にすれば二つの年月日の間に位置するデータがピックアップされます。
● ラベルによる検索
この機能はサムネイル画像を眺めながら「これは後でもう一度確認したい」というような場合
に赤、青、緑色など6色のラベルマークをサムネイル上に付けて置くことができ、後で「検索」
メニューの「ラベル」サブメニューを使い、例えば赤いラベルを付けたデータだけを瞬時に検
索することができるものです。またこの6色カラーの名は例えば赤は「貸出中」、青は「現在在
庫あり」などなどと名前を付け替えることができますから用途にあった使い方ができ、その可
能性も広がります。オプションキーを押しながらラベルボタンをクリックすると名称変更のダ
イアログが表示し、ここで初期値の色名を変更できます。
使い方はラベルを付けたいサムネイルをクリックの上で選択し情報ライブラリの右上部にある
ラベルボタンをプレスし、表示するポップアップメニューから任意のラベルを選んでください。
検索は「検索」メニューの「ラベル」からサブメニューにより6種類のラベルの内、ひとつを選
択すると瞬時に検索を実行します。
5)ライブラリの表示のあれこれ
情報ライブラリウィンドウはさまざまな利用目的に合わせて使い方を工夫することができる柔軟
な設計になっています。
● サムネイルの大きさ変更
情報ライブラリウィンドウは初期値では縦横表示のサムネイルウィンドウが一つづつの枠表示
にくぎられて表示されます。そしてそのサムネイル表示の大きさも用途に合わせて「大サイ
ズ」「中サイズ」「小サイズ」そして「アイコン」表示の4種類の表示形態を選ぶことができま
す。
変更は情報ライブラリウィンドウの右上部にある「サイズボタン」をプレスし表示されるメ
ニューから選んでください。例えば「アイコン」にすればその名のとおりアイコン同様の小さ
な表示となりますので他のアプリケーションと連動利用する場合や大量のビジュアルデータを
一覧したい場合などに便利です。
● サムネイルの表示形態の変更
グランミュゼでは縦横表示の枠に区切られたサムネイル表示を初期値としていますがもっとビ
ジュアル性を前面に出した展示モードも利用できるようになっています。その切り替えは「画
像」メニューから「サムネイル表示...」を実行すると表示する設定ダイアログで行います。
「画像フレームを表示する」の項目をチェックしてOFFにし「OK」ボタンをクリックすれば各
サムネイルを区切っていたフレームが消えたビジュアル性が高い表示になります。ただしこの
モード時にはスモールアイコン表示などが行えません。
また画像フレームを消した展示モード時のみ、その背景色を自由に変更可能です。同じく設定
ダイアログ一番下にある「サムネイル背景カラー」部分をクリックすると表示するカラーピッ
カー・ダイアログでカラーを指定します。「サムネイル表示」ダイアログの「OK」ボタンを押
しダイアログを消去すると設定した背景カラーに変更されます。
● コントロールエリアの消去
画像フレームを消したサムネイル表示はなかなか美しいものがあります。さらに情報ライブラ
リウィンドウのフレーム一番下にある小さな逆三角形部分をクリックすることで情報ライブラ
リウィンドウ上部のコントロールエリアを消した表示にすることができます。
このモード時のみ情報ライブラリウィンドウのサイズボックスを使って、ウィンドウ形態をよ
り縦長にしたり横長にして利用することが可能になります。
なおコントロールエリア表示に戻るには、先の三角マークを再度クリックします。
●サムネイル画像の実データ表示
サムネイルの各データ部分をダブルクリック、あるいはスモールアイコン表示設定になってい
る場合にはそのスモールアイコン部分をクリックすることでその実データをオープンすること
ができます。
例えば登録されているのがPICTファイルなら、ダブルクリックなどでその実画像データが表示
されます。なお表示を消すにはそのウィンドウのクローズボックスをクリックします。
6)付属ファイルの使い方
グランミュゼはデータベースとして構築したそれぞれの各データに、さらに付属の画像をサブフ
ァイルとして利用することができます。例えば情報ライブラリ内にマンションの外観の写真をデ
ータベースの画像として登録し、その間取りやエントランスなどを関連付けた付属ファイルとし
て利用すれば一枚の画像だけでは伝わらないメッセージがよりビジュアルに伝えることができる
でしょう。
この付属ファイルを利用するには元となる画像データのファイル名に".sub"を付けたフォルダを
同じ階層上に用意しそこに複数の画像ファイルを入れて置くだけです。例えば付属ファイルを付
けたい元データ名が「ケーブルカー」なら同一階層上に置くフォルダ名を「ケーブルカー.sub」
とし、そのフォルダ内に付属画像を入れてください。
後はライブラリ一覧から対象のサムネイルをクリックして選択し「情報」メニューの「付属ファ
イル」を実行します。これで付属ファイル専用のウィンドウが表示し「File:」部分のポップアッ
プメニューで複数の付属ファイルをセレクトすることができるだけでなく、各付属画像にコメン
トを付けたり音声を録音したりすることができます。
7)ドラッグ&ドロップで他のアプリとの間でデータを受け渡す
グランミュゼはドラッグ&ドロップをサポートしているアプリケーションとの間で簡単にデータ
を受け渡しすることができます。例えばデザインの部品などを画像データベースとして構築し、
日々使うPhotoshop4.0を同時に利用して必要な画像をドラッグ&ドロップで渡すことができれ
ば大変作業効率がよくなるはずです。
ただしこの動作は「環境設定」の「一般」設定にある「Drag & Drop」の設定が「ファイル情
報」か「ピクチャ」のどちらかになっているかで違ってきます。さらに重要なことはデータを
受け取る方のアプリケーションがドラッグ&ドロップに対応していることが必須です。
また例えばNetscapeNavigatorのようなインターネットブラウザから画像データをドラッグ&
ドロップしてグランミュゼの情報ライブラリウィンドウに渡すこともできます。
8)終了
グランミュゼを終了する前にはかならずこれまでに設定した内容などを保存しておいてくださ
い。すでに情報ライブラリに名前を付けて保存している場合にはコマンドキーを押しながら"S"の
キーを押す(ファイルの重ね書き保存)習慣を身につけてください。終了は「ファイル」メニュー
から一番下にある「終了」を実行します。これで他のアプリケーションが起動しているような
場合を除いてファインダに戻ります。
以上